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  • 執筆者の写真灯里

5月6日 ドービニー展

更新日:2019年9月19日


令和最初のスペシャル連休の最終日。

相も変わらず遠出はイヤだけど、どっかに行きたい私。。


ふむ。。誰かこのノープランな私を颯爽とどこかに連れ出してくれないかしらと

他力本願なことを思いながらゴロゴロしていたわたしに、招待券もらったけど行かない?

と友人から素敵なお誘いが!きゃっほう!


美術館すき!


現在新宿の 『東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館』で開催中の

シャルル=フランソワ・ドービニー展

~バルビゾン派から印象派への架け橋~


に行ってきました(^^)


今回初めて知った画家さんで、名前も知らなかったんですがすごいキレイでよかったです。

印象派の架け橋というサブタイトルがつく通り、後の印象派として有名な モネやファン・ゴッホなど、次世代の画家たちに大きな影響をあたえた印象派の先駆者なんだそうです。


このドービニーさん、絵画も素敵なんですが生き方・暮らし方・絵の追求の仕方がすごくロマンに溢れています。


パリから北西約30㎞にある穏やかな雰囲気の漂う村オーヴェール=シュル=オワーズを流れるオワーズ川をはじめ、セーヌ川やその支流、さらに海岸などを多数描いたことから「水辺の画家」とも呼ばれ、自前のアトリエ船『ボタン号』という 船で旅をしながら穏やかな川辺の風景画を描くスタイル で、風景画を描くのなら自然の中に身を置いて描こうというドービニーに沢山の画家が大きな影響を受けたそう。

アトリエが船!船に乗ってでかけて、船で水辺の絵を描いて暮らすなんて・・・

なんて素敵なの!センスの良い人生だなぁ。。


シャルル=フランソワ・ドービニーが画家として一歩を踏み出した1830年代から40 年代、フランスでは現実をありのままに描く「レアリスム」が登場し、自然そのものの美しさにも注目が集まりました。 それまで絵画の位置づけとして、歴史的な宗教画が最も格上で、その絵の表現を高めていくために背景となる風景画もよりリアルに美しく・・・という位置づけだったそうで、いわば風景画のみでは絵として主役にならなかったようです。


ドービニーは、風景画というジャンルをその絵の美しさで昇華させていったんですねぇ。。


近くでみたら、本当に小さな点のような筆跡が

少し離れてみると、田園の緑に群れる牛だったり、水辺を泳ぐ鳥に見えるんです。

ほんっとすごい・・・まさに印象で描いた絵ですね。


実は 19世紀フランスを代表する風景画家という偉大な画家ですが、日本での知名度はいまひとつ。今回の展覧会が日本初なんだそうです。


それ故にこじんまりとした展覧会ですが、静かに鑑賞出来て今のうちに見ておくのはすごいおススメかも!と思いました!

(新国のミシャの展覧会並みになってくると、人が多すぎて疲れちゃうし・・・)


ヨーロッパのキレイな風景画で、ちょっとした小旅行気分が味わえますよ~


まだあと1か月くらいやっているので、ぜひ皆さんも行ってみて♪


ドービニーさん、私のお気に入り画家登録しようっと。


シャルル=フランソワ・ドービニー展



灯里





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