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執筆者の写真灯里

9月26日 水曜日のシネマ@漫画

最近知って読み始めた漫画があって、なんか実写でもいいかも?

密かに思わせる作品なんだけど


「水曜日のシネマ」


知ってますか??モーニングで野原多央さんという方が連載している漫画なんですけど

どういうお話かというと。。


公式のあらすじはこんな感じ


初めての一人暮らし、初めてのアルバイト、初めての恋愛──。映画をあまり知らないままレンタルビデオ店でのバイトを始めた大学1年生の藤田奈緒(18歳)は、店長の奥田一平(42歳)から毎週水曜日におすすめの作品を教えてもらうことになった。一緒に観ていくうちに、徐々に縮まる心の距離。彼が教えてくれたのは映画鑑賞のおもしろさと初めての恋。



漫画の中では実際に有名な映画がたくさんでてくるんですが

「ニューシネマパラダイス」「バックトゥーザフューチャー」「E・T」

とか、読者評価をみてると実際の映画好きからするとウンチクが色々おありみたいなんですけど、私はこの作品の雰囲気がすごくいいなぁーと思って今気に入って読んでいます♪


映画自体は名作中の名作って感じで、見たことなくてもタイトルは知ってるよ!

みたいなのが多く作中に登場するんですよ。

だから映画マニアからすると、せっかく映画を紹介するならもっと知られざる名作みたいの教えてほしい!とか、主人公が18歳だからこの映画はそんなに若いころ見ても良さがわからん!とか思う人もいるみたい。。


まぁ人間の数だけ色んな意見がありますよね。

映画を見る事も、いつその映画に出会うかも、その映画にどんな影響を受けたのかも

私は人間と同じでご縁だと思うので、その時自分が惹かれるものをみたらよいと思います。


私は、この漫画を読んでいて

この作品をいいなぁと思ったきっかけになったセリフがありました。


それは主人公の女の子と店長のおじさんとアルバイトの同僚の男の子の3人で映画の話をしているシーン。


女の子はどんな有名な映画もほとんどみたことがなく、話の話題にあがった

名作映画がわかりませんでした。

その時、2人の男性が同時に主人公にこんなセリフを言ったんです。


同僚の男の子 「ありえない!あんな良い映画を見たことがないなんて人生損してる!」


店長のおじさん「いいなぁ!!」


わたしはもし、同じシチュエーションになったらきっと

言い方は違うかもしれないけど男の子寄りの考え方かもしれないと思いました。

見たことないの?すごい良いよー!見たほうがいいよ!と。

それって同じじゃん、見ないなんて損してるよと同じことだ。と。


でも、店長さんはちがいます「いいなぁ!」。

これって、まだ見たことのない女の子がただ羨ましいだけなんですよね。


「まだみたことないってことは、これからあの感動を一から味わえるんだ!いいなぁ!」

 自分も好きでいまだに何度も見るけど、やっぱり最初の感動が一番新鮮で自分にとってワクワクした。できるなら自分ももう一度見る前の自分に戻ってこの映画を見たいくらいだ、いいなぁ。と。


こういう風に思えることってすごく素敵だなぁって思いました。

解釈のベクトルは気持ち次第でいくらでもかえられる。


歌をうたうときのアプローチにもちょっと通じるところがあります。

気持ち次第で見え方が変わってくる。


わたしも、「損してるよ」じゃなくて「羨ましい!」という精神で

いたいなぁ。。なんて漫画をとびこえて感傷に浸るワンシーンでした。



漫画から学ぶこともいっぱいだ。

やさしさって、こういう店長のような心が大事だよね。


と、それからなんだかこの漫画に惹かれてしまっている私でした(^^)



絵柄の好みは分かれるかもしれないけど、興味が沸いたら読んでみてもいいかもよ♪


灯里









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